サラリーマンには会社の看板。看板とっても売れますか?

~ローリスク☆ひとりの人間として売れるかどうか~

時々、ふと思う。

年収1000万円。

本のタイトルに使われたり、なにかと1つの区切りとして
目標に使われる数字。

昔、正社員として働いていた2社のデータ。
(一応、上場しているので、すぐに調べられるねん)

A社
【平均年齢】40.5歳 【平均年収】8,170千円

B社
【平均年齢】37.6歳 【平均年収】4,510千円

A社が大卒ばかりで、みんなバリバリ働いていたかというと、
そんなことはない。
工場を何ヶ所かにもっていたので、高卒者が圧倒的に多かったはず。
たまたま比較的年収の高い業界で、三交替勤務者も多い会社だったというだけ。
高卒40代後半、三交替やってる人で年収1000万円超えている人、
そんな珍しくなかったみたい。
めちゃくちゃ仕事がきついわけでなく、この数字。
組合があり、年休消化を推進していたから、けっこう休みもとれる。
女子社員は、よー海外旅行へ行っておった・・・。
保養所あり厚生年金基金ありと、福利厚生充実。
老後も安泰でしょう。

それに比べてB社、けっこう大卒多い上に、仕事もきつい。
サービス残業あたりまえ、よっぽどのことがなければ
休みもとれない。
時々、どこそこの支店の誰かが過労で倒れた・・とか聞こえてくる。
自分の好きなこと、やりたいことを基準に選んで入社した人が多い。
しかし、あまりに職場環境や待遇が悪くては・・・。
好きだけではやっていけない・・・現実とのギャップ。
当然、離職率が高かった。


頭がよいからって高収入なわけではない。
苦労したからって報われるわけでない。

けっこう世の中、縁と運もあり?

中谷彰宏さんの本によると、サラリーマンの
市場価値は年収の1/3、2/3は会社の力・・・だそうだ。
たとえば会社の中に年収600万円の人がいたとする。
その人を社外に出して、どのぐらいの年収を稼げるか。
ヘッドハンターが市場価格を判断すると、1/3。
年収を600万円もらっている人は、200万円稼いでいるフリーターと
大体同じ市場価値。
サラリーマンには会社という名前のブランドが全部ついている。
しかも、会社の中でも肩書きというブランドが。
それを取ったとき、ひとりの人間として売れるかどうか。

逆に考えると、要領よく年収の高い業界を研究して
うまく入りこめれば、自分の能力以上のお金を会社がくれるわけで、
ひとりの人間として売るより楽にある程度までなら稼げやすいわけで。

その方が、無難でリスクの低い人生送れるやん?
心穏やかに生きれるなら、それもまた幸せなんちゃう?

めちゃめちゃ、冒険して、失敗して、家族を泣かせ、夜逃げして・・・
みなたいな、ドロドロした人生の人達を見てきてるのでね。
脱サラして成功する人よりは、やっぱり失敗する人の方、多いで・・・。


ま、なんにせよ、サラリーマンやりたくないんやったら、
サラリーマンやってたとき以上にがんばらへんとな・・・・。

というわけで、勉強再開♪
(去年、今年と、いままでの人生の中で、一番 真剣に勉強してます・・・。)

                            記・2005.7.10より


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