品質管理の考え方

~品質管理の勉強のススメ~

品質管理の考え方、とても私、好きなのですよね。製造業に関わる方なら、品質管理部門でなくても勉強したまえ!と、思う。

製造業の経歴が長かったので、けっこう品質管理には縁がありました。
一部上場企業の工場で、原料管理の仕事をしていたこともあるしね。
原料の品質検査表をもらって受け入れ検査して、チェックして異常があればクレーム出したり代替品の手配したり。年に1回は品質検査表のデータを全部解析して受け入れ規格を見直したり、トラブル多い会社の社内格付けを下げたり♪おかしな原料が混入して、製造プラントの反応が暴走したら大惨事になりますし、規格外製品が大量生産されることになったら大損害をこうむりますから、取引先についても、けっこう厳しい管理してましたよ、多分。


品質管理をやらない人にも品質管理の考え方は役に立つと思います。

例えば「問題解決の進め方」

仕事の中で発生した問題を、効率的に解決する能力の育成も品質管理活動のねらいの1つです。

問題解決における「問題」とは、「目標と現状の差である」。

現状と目標のギャップを埋める活動・・・。
(前提として、目標も明確でないといけないですね)

問題のタイプをまず把握

問題解決のステップ(問題解決の定石)
問題を解決しようとする際、直感で解決策を考え、実行しようとする人がいます。直感は大切ですが、他の問題に直面したときにも、その直感があたるとは限りません。問題解決の進め方にも定石あり。

ステップ1
問題の把握・・・なにが起きているのか?
問題を明確にする。

ステップ2
原因の追究・・・なぜ起きているのか?
問題を引き起こしている原因を明確にする。

ステップ2
解決策の立案・・・どうすればよいのか?
原因を除去する方法を考える。
何をすべきかを考える。

問題のレベルには、問題がはっきりしない、原因がわからない、解決策がわからない、という3つのレベルがあり、取り上げた問題がどのレベルかで、どのステップに力をいれるかが決まります。


品質管理的な考えに興味もたれた方がいましたら、
まだ出版されているかわかりませんが、お奨め本の紹介。

日経文庫 ビジュアル 品質管理の基本<新版> 内田治 著 ¥1000


ちなみに、品質管理の考え方は共感する部分が多く、好きだったのですが、いまいち統計的手法はチンプンカンプンのまま仕事してました。
標準偏差がうんぬん・・・回帰直線がどうのこうの・・・
いまでも、本を眺めていても、よくわかりません。
理系出身なのに数式を見ると拒絶反応が(笑)

                      記・2005.9.17より


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